大手メーカーの福利厚生ってどうなの?
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三菱系メーカーで海外営業しているまさふくです。
前職もトヨタ系メーカーで営業していました。
大手メーカーは福利厚生が良いっていうけど何がいいの?
そもそも福利厚生って何なの?
今回はこんな疑問に答えたいと思います!
福利厚生とは
福利厚生って言葉は聞くけど、その意味をよく分かっていない人もいるのではないでしょうか。
私自身も「働きやすい制度?」ぐらいの認識で、働き始めたばかりのころはよくわかっていませんでした。
この章では簡単に福利厚生とは何か?という説明をします。
まず福利厚生には2種類あり、法的福利と法定外福利があります。それぞれについて説明しましょう。
法的福利
法的福利とは企業として実施すべき基本的なものです。
具体的には以下のものがあげられます。
☑社会保険
☑厚生年金保険
☑雇用保険
☑災害補償保険
要は事業主である企業が支払うと法律で定められているものです。
法定外福利
法定外福利は各企業が個別に設定するものです。
つまりこの法定外福利こそ企業によって差が大きく出るところです。
法定外福利の項目としては以下のものがあげられます。
☑住宅手当
☑交通費補助
☑昼食補助
☑医療・保険補助
☑育児・介護支援補助
☑慶弔関係
上記のほかにも、サービスとして旅行やスポーツクラブを安く提供していることもあります!
なぜ法定外福利に差が出るの?
この法定外福利は大企業ほど充実している傾向があります。
その理由は簡単で、この法定外福利の制度を充実させるのにはお金と人手がかかります。
なぜ企業はお金をかけてでも法定外福利を充実させるの?
これは法定外福利を充実させることで、企業としては以下のメリットがあるからです。
①人材確保
就職・転職する際にこの福利厚生を重要視する人は多いです。
優秀な人材を確保するために、企業はこの福利厚生制度を充実させようとします。
なぜ福利厚生を重要視するかについては次章で説明します。
②節税効果
福利厚生にかかる費用は企業として経費として処理できるため、節税効果があります。
従業員満足のためだけでなく、企業としても充実させることにメリットがあるんですよね。
福利厚生はめちゃくちゃ大事!
なぜなら福利厚生制度により生活費を大きく減らすことが出来るからです。
特に生活費のうち、一般的に2-3割を占める家賃を福利厚生で一部カバーしてもらえると、かなり生活が楽になります!
また健康面でもメリットがあります〇
最近は各社とも従業員の健康支援に力を入れており、具体的には以下のような制度があるところがあります。
☑定期健康診断
☑提携ジムの割引サービス
☑スポーツイベントの開催(社内クラブや運動会など)
会社にとっても従業員が健康であることはメリットがあり、企業・従業員の双方にメリットがありますね。
充実している福利厚生の実例紹介
大企業の中でもメーカーは福利厚生が充実しているといわれています。
その中でも特に生活費へのインパクトが大きく、充実している代表的な2種類について理由を含め紹介しましょう!
家賃手当・家賃補助
大手メーカーがこの家賃手当が充実している理由は以下の通りです。
☑拠点が多い
☑転勤が多い
上記の理由もあり、メーカーは寮や社宅が充実しており、それらを格安で借りることが出来ます。
実体験や知り合いの話を聞く限りでも、住む場所によりますが2-4万円で借りれることがほとんどという印象ですね!
独身寮であれば1万円以内ということもしばしばあります!
寮や社宅がない地域ではどうなるの?
こんな疑問を持つ方も多いと思います。メーカーの中でも営業職は地方都市に勤務となることもあり、寮や社宅がないところも多いです。
でもそんなときも借り上げ寮や借り上げ社宅に住めることが多いから心配いりませんよ。
借り上げってどういう意味?
普通のアパートやマンションを会社が借りてくれることだよ!自分で好きな物件を選べることが多いため、お得感が強いね♪
実際私が過去に住んできた際の負担額は以下の通りでした。
〇トヨタ系メーカー
形態:借り上げ寮
家賃:6万円
負担額:1万2千円
〇三菱系メーカー
形態:借り上げ社宅
家賃:9万円
負担額:3万6千円
両社とも5万円程は会社が負担してくれていたことになります!
給料で月5万円もの昇給することのハードルの高さを考えるとかなり助かりますね。
なんで会社はそんなに負担してくれるの?
他の社員と負担額を公平にするためだよ。 会社保有の寮や社宅は1-3万円ほどで借りれるところが多いから、その金額に合わせてくれている形だね。
ちなみに家賃補助に関連して、転勤手当についても手厚いことろが多いです。
引っ越し代だけでなく物件探しの交通費を負担してもらった経験もあるよ。
昼食手当
メーカーではこの昼食手当が厚いところも多いです。
なぜならメーカーは工場という多くの人が働く拠点を持っていることが充実の理由と言えます。
手当の形は大きく2つあります。
①社員食堂の完備
これは工場のように多くの人が働く拠点に多くあります。
社員食堂の良いところは以下の通りですね。
☑とにかく安い(200~300円で食べれるところがほとんどです)
☑栄養面を気遣われたメニュー
☑温かいご飯が食べられる
ただ食堂も人数が少ない営業所などにはない場合がほとんどです。
②食事補助として給付
これは人数が少ない拠点(営業所など)で給付される形ですね。
家賃手当と一緒で、これも食堂の有無により社員の不公平感が出ないための制度と言えますね。
金額は会社によって異なりますが、実体験や知り合いの話を踏まえると4,000~6,000円/月の会社が多いですね。
毎食200~300円負担してもらえることになるね!
福利厚生の調べ方
これまで上げてきた福利厚生ですが、詳しい内容は企業の求人サイトには書いていないことが多いです。
その企業独特なユニークな制度は紹介していることがありますが、生活費に直結する家賃や昼食手当については載っていることは稀です。
そのため自分で知らべる必要があります。
この章では調べる方法を紹介します!
口コミサイト
これが一番ハードルが低く、手っ取り早く調べることが出来ます。
有名なサイトは以下の2つですが、検索すればほかのサイトも出てきます。
☑Vokers
☑キャリコネ
調べたけど、全然口コミがないよ
口コミがないときはグループ会社を検索することをオススメします。
例えば日立製作所に興味があるなら、日立〇〇といった企業の口コミを見る形ですね。
グループ会社では共通の福利厚生制度を活用している場合があるからです。
福利厚生制度を整えるには金と人手がかかるから、グループ会社で共用化している場合があるんだよ。
親会社の制度を子会社が使用するといったようにね。
ただこの方法の注意点は、必ずしもグループ会社で制度が同じではないことです。
あくまで参考情報としての情報収集法です。
実際に働いている人に聞く
これは新卒と転職者で方法は異なりますので、それぞれ説明します。
〇新卒
新卒の就活時は福利厚生について聞くことはタブーと言われています。
特に面接の際に聞くのはタブーと言われていますので、聞かないほうが無難です。
じゃあ誰に聞けばいいの?
私も就職活動時はこんな思いを抱きました。
結論から言えば「企業説明会」や「OB訪問」で聞くのがいいです。
企業説明会の場合は全体質問で聞くよりも、終わった後に個別に社員の方に聞く方が本音が聞ける可能性が高いと思います!
〇転職者
転職者は面接で聞くのは必ずしも悪くないといわれています。
なぜなら一度働いている転職者であれば、福利厚生が転職する理由になりうることは転職先の企業もわかっているからです。
実際私も転職活動時に聞いたよ
ただ注意点は、人事担当者に聞くのがベターという点です。
面接官は人事担当者+受け入れ部門(例:営業部や設計部など)の担当者となります。
聞く相手が人事担当者のほうがベターというのは、彼らは福利厚生の情報に詳しいからです。
でもやっぱり面接時は聞きにくいなぁ。悪い印象を与えないか心配だよ
そんな人には、転職エージェントに聞いてもらうことをオススメします。
(転職エージェントを使っている場合)
転職エージェントにとって、採用条件を聞いて交渉するのは仕事の一環です。
ドンドン頼って問題ないですよ!
まとめ
☑支出が減らせるという点で福利厚生はとても大事
☑大企業は福利厚生の充実に力を入れているところが多い
☑その中でもメーカーは家賃補助と食事手当が手厚いところが多い
☑各社の福利厚生の詳細を知る方法として口コミサイトはオススメ
☑働いている人に聞くのもいいが、新卒者は注意が必要