まさふくブログ

大手メーカー×営業の実態を紹介!

メーカー事務系で身につくスキルとは?

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三菱系メーカーで海外営業しているまさふくです。
前職もトヨタ系メーカーで営業していました。

 

メーカーの事務職や総合職の事務系ってスキル身につくのかなぁ。
将来のことを考えるとスキルアップになったり、資格につながる職種が魅力的なんだけど。

 

 

今回はこのような疑問に以下の2点を念頭において回答していきます。

 

☑今転職するなら私自身がどんなことをアピールできるか

☑どの部署であればスキルアップできるか

 

 

 

メーカーではどんなスキルを身に着けることができるか?

 

結論から言うと、メーカーの事務系はメーカーならではのスキルはあまり身につきません。

 

その点でいうとメーカーの花形はやはり「設計」であり「モノづくり」です。

 

じゃあメーカー事務職は将来性なくない?

 

そんなことはありません!メーカー事務職でも身に着けることが出来るスキルを紹介していきますよ。

 

 

有形商材の基本的な知識

 

有形商材の基本的な知識というと堅苦しいですが具体的には以下の2点です。

 

①モノづくりの過程

 

☑各企業が製品を作るために材料を購入すること

☑材料から製品に加工すること

☑製品を売るための物流の流れや在庫管理すること

☑製品を販売して、資金回収すること

 

こういったことは、消費者のときは見えませんが中にいるとモノづくりの過程が見えて、そういった知識は身につきます。

 

②図面の見方

 

これは職種にもよりますが、自社の製品の図面の見方ぐらいはわかるようになります。

 

この基本的な知識は、ほかの製品に流用できるため良い知識と言えると思います。

 

簡単な見方でも図面が理解できるのは役に立つよ!

 

 メーカーの募集要項には「有形商材の営業経験」などと記載があることがよくあります。

 

メーカーからメーカーへ転職することを考えている人は、有形商材に関する知識をきちんと身に着けておきましょう。

 

 

海外関連の知識

 

多くのメーカー、特に大企業は海外展開しているため海外に関わる知識やスキルは身につきやすいです。

 

ここでは大きく2つ紹介します。

 

英語力

 

海外との関わりは基本英語のため、英語の読み書きやコミュニケーションスキルは身につきやすいです。

 

例えば以下のスキルは期待できますね。

 

☑️ビジネス文書を通じてビジネス英語の表現などの知識習得

☑️外国人とのやり取りを通じて、英語慣れ出来てコミュニケーション力アップ

 

ただし、ある程度の英語力まではやはり独学する時間は必須です。

 

研修なども活かしながら、仕事以外の時間も使って自己研鑽が必要です。

 

就職する前の学生は、学生時代にとにかく英語勉強しておくことをオススメしますね。

 


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貿易知識

 

海外事業は輸出入が関わるので貿易実務の知識が付きます。

 

例えば…

 

☑️引渡し条件

☑️支払い条件

 

などは国内の業務をしてると、あまり意識する必要はありませんが、貿易となるとこれらの知識が必須です。

 

ただ貿易実務も実務だけでは理解が不十分なことも多いため、本などで勉強して知識をつけることが望ましいです。

 

貿易実務は通関士貿易事務検定といった資格もあります。本業の知識を通じて資格取得も可能なのはプラスですね。

 

 

人事・経理・法務

 

人事・経理や法務部門は基本どこの会社にもあり、決してメーカー特有という訳ではありません。

 

逆にどこの会社にもあるからこそ、これらの知識に精通することが出来れば汎用的なスキルを身につけることが出来ますね。

 

特にメーカーでいえばやはり海外との関わりも大きいため「外国企業の財務調査能力」や「海外法務」の知識は身につけると役に立つ印象ですね

 


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どの部署がオススメ?

 

身につくスキルが「他社でも活かせるか」という観点で、オススメ部署を紹介します。

 

これから大手メーカーでも終身雇用は崩れていく傾向であることから、働きながらスキルアップすることは重要です。

 

面接時の志望動機で「スキルアップしたい!」というのはOKかなぁ?

 

個人的には前面に出していうことはオススメしないですね。

 

なぜなら大手メーカーの管理職クラスの方々には「転職文化」はなく、就職者や転職者に対しても務めあげることを期待してるからです。

 

 

向上心があることはアピールしたほうがいいから、バランスが大事だね

 

 

人事・経理などの間接部門

 

他社でも活躍出来る観点でいえば、どこの会社にもある人事・経理などの間接部門がオススメです。

 

関連する資格も多いため、仕事で得た知識で資格取得・スキルアップしていくのもしやすい印象です。

 

具体的な資格をあげておきますね!

 

☑衛生管理者

☑簿記

☑FASS検定

☑ビジネス実務法務検定

 

※弁護士や公認会計士のようなとても難しい資格は除いてます。

 

 

海外営業・調達の海外担当

 

メーカーならではの業務でもあり、海外事業を実務で担当しながらスキルアップが期待できるのが、海外営業や調達の海外担当です。

 

具体的な得られるスキルは先に述べた英語力や貿易実務能力です。

 

またこれらの職種のいい点は、他の会社との接点を持てる点も挙げられます。

 


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対内的な部署はあまりオススメしない

 

社内の調達業務がメインの部署はスキルアップの観点からいうとあまりオススメ出来ません。

 

事務系でいえば下記のような部署が挙げられます。

 

☑️生産管理

☑️工場総務(工場事務)

 

これらの部署はその会社独自のルールや基準に基づいて仕事をしているケースが多く、身についた知識が他の会社では使えない場合もしばしばあります。

 

 

また対内的な業務で、他の会社との接点が少ないことから長くいると視野が偏りやすくなります。

 

 

どの部署でも自己研鑽は必要

 

スキルアップの観点からオススメ部署を紹介しましたが、働いてるだけでアピール出来るレベルに達するものではありません。

 

☑️セミナーに参加する

☑️独学で勉強する

☑️スクールに通う(英会話、資格学校など)

 

など、プライベートの時間を使ってスキルアップすることをオススメします。

 

私も転職前はTOEICや簿記の勉強をして、転職時にしっかりアピールするようにしたよ!

 

 

 

 

まとめ

 

・メーカー事務系でのスキルアップは簡単ではない

 

・海外と関わるスキル(英語や貿易実務)は将来性あり

 

・関節部門(人事・経理・法務)は汎用性があるスキルが身につく点でオススメ