【書評】なぜあなたの仕事は終わらないのか
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こんばんは。まさふくです。
今日は「なぜあなたの仕事は終わらないのか」という本を紹介します。
読んだきっかけ
読んだきっかけは本の題名を見たら分かると思いますが、最近仕事が終わらず残業が増えていたからです。
仕事において年末頃から担当が変わり、仕事量が増えて捌けなくなってました。
捌けない→締切守れない→調整に時間を要するの負のスパイラルにも陥っており、何とかしなきゃと考えていました。
そんな時にこの本を見つけて、読んでみようと思いました。
紹介
題名 あなたの仕事はなぜ終わらないのか
著者 中島聡
出版社 文響社
初版 2016年6月
著者は学生時代からソフトウェア開発に取り組んできて、NTTの研究所に入社。その後マイクロソフトに転職し、ビル・ゲイツの薫陶を受けた方。
実践したい教え3選
①自分の仕事を再定義すること
これが一番グサッときました。
これは「花さえ用意していれば裏で昼寝していてもいい」という項目に紹介があります。
〜ストーリー〜
ある日ビル・ゲイツが部下にパーティーに花を用意するよう命じました。
部下は花を注文したのですが、雪のせいで花が遅れるという報告を受けビル・ゲイツに報告しました。
するとビル・ゲイツは尋常じゃないほど怒りました。
なぜなら彼は締切までに仕事を終えることを重要視しているからです。
その部下の仕事は「花を注文すること」ではなく「花を用意すること」です。
いかなる理由であれ用意できなかったその人は任務を果たせなかったから怠慢であり、責任はその人が負うべきというのです。
〜ストーリー終わり〜
仕事ではよく目的がタスクとなっている人がいます。
例えば「資料作り」であったり「メールの返信」です。
でも本当はその先に仕事の目的があるはずです。
私は
・毎日来る大量のメールを捌こう
・お客さんの依頼に全て対応しよう
・社内の資料を漏れなく作ろう
としていました。でもこれは目の前のことを処理しているだけで、任務を果たしているわけではありません。
自分の仕事を再定義し、絶対にやらねばいけないこと(任務)は何なのか考える必要があると考えました。
私の仕事は営業なので、「顧客満足」「利益最大化」を優先するようしようと今は心がけてます。
再定義することで対応すべきこと、しなくてよいこと(後回しでいいこと)がクリアになります。
②企画を形にするものがチャンスを掴む
企画を考えてるだけで形にしなくてはチャンスは掴めず、評価もされません。
本書では「やりたいことは上司に頼む前に1つやってみる」ことを進めています。
上司に「これやってみたい」といっても却下されたり、今の業務をきちんとするよう指示されることは多いと思います。
(部下のキャリアをきちんと考えてくれる上司であれば別ですが)
そうではなく上司に対して具体的に行動を実践してから「こういうの作ってみました」「こういう風に進めたいです」といった方がチャンスは掴めるでしょう。
私自身も職場で「こういう業務改善をしたい」「海外勤務してみたい」と言ったことは上司にも伝えています。
ただ行動はできていません。
チャンスを掴むためにまず行動で示すことが大事だなと改めて考えさせられました。
③2:8の法則で仕事を進める
これはある仕事を10あるとした時に、2割の時間で8割を完成させるという意味です。
つまり最初に集中して、まずある程度の形まで仕上げるということです。
なぜこの思考が重要かと言うと、仕事が出来ない人はラストスパート志向だからです。
ラストスパート志向とは締切間近に仕事を終わらせようとすることです。
そういう人は締切ギリギリに仕事に取り組み始め、残業や徹夜でカバーしようとしてしまいます。
ただそういう人は仕事にどれぐらい時間がかかるのか見積もることも出来ていないため、結果的に締切に終わらないという結果になりがちです。
最初のスタートの2割でロケットスタートが切れると、ほぼ確実に仕事は締切までに終わります。
まとめ
こんな人にオススメです。
・仕事が終わらず悩んでる人
・特にエンジニアやプロジェクトを持つような仕事の人
・社会人経験が短く、要領よく立ち回れない人
ほなっ!