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【書評】メモの魔力  ~今すぐ役立つ実践本~

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こんばんは。まさふくです。

 

今回は メモの魔力の書評です。最近どの本屋に行

っても売上ランキングにあるメモの魔力。

 

私も気になっていまして読んでみました。

 

 

 

 

 

なぜ買ったか

①箕輪厚介さん編集で話題になってた

②メモの魔力って何?!

③メモのとり方で仕事に活かせることが書いてるかも?

 

では1つずつ説明します。

 

①箕輪厚介さん編集で話題になってた

 

幻冬舎の編集者であり、「死ぬこと以外かすり傷」の作者である箕輪厚介さん。

「多動力」や「お金2.0」の大ヒットを生み出した彼の編集書ということで注目していました。

 

またTwitterで「売り切れ続出?!」といった書き込みもありどれほどのものかと気になりました。

 

 

②メモの魔力ってなに?!

 

題名がまず気になりますよね?

 

メモって付箋とかに書くやつ?

魔力って言うほど効果ある?

題名大袈裟すぎない?

 

と思いを巡らされる題名でした。このように気になってる時点で出版社の勝利ですね笑

 

 

③メモのとり方で仕事に活かせることが書いてるかも?

 

メモは社会人なら最初に取るように言われて多くの人が取っているのではないでしょうか?

私も手帳やノート、付箋にメモをしています。

 

ただそれはただ忘れないようにするためであり、仕事に活かせているかと言われると「たまに見返すだけのもの」というぐらいのものでした。

 

魔力というからには仕事に活かせるような魔法の言葉が書いているのでは?!と期待をしました。

 

 

キーワード

本書のキーワードは

ファクト→抽象化→転用

 

 

本書でも記載の通り、これが前田さんのメモ術のエッセンスです。

①インプットした「ファクト」をもとに

②気づきを応用可能な粒度に「抽象化」し

③自らのアクションに「転用」する。

 

つまりこれにより、日常の何気ないファクトを使えるビジネスにまで転用、昇華させるのが彼のメモ術の肝です。

 

弾き語りで例を示すと以下の通りです。

 

 

ファクト

・カバー曲を歌うとオリジナル曲よりも立ち止まってもらえる。

・立ち止まってもらいリクエストに応えると仲良くなれて、お金もくれる

・仲良くなりオリジナル曲を歌うとさらに仲良くなれて、もっとお金をくれる

 

抽象化

・仲良くなるには双方向のコミュニケーションが必要

・人は「うまい歌」ではなく「絆」にお金を払う

 

転用

・双方向性があり絆が埋まれる仕組みをネット上に作る

 

 

これを色んなところに活かして、ただの事実を事実として終わらせず活かしていこう、というのがこの本の大筋です。

 

本書を読むメリット3選

 

①情報のアイデア化を身につける

ファクト→抽象化→転用によりアイデアを生み出す方法を身につけることが出来ます!

 

具体的には下記図のように、ファクトからアイデアまで持っていくことで、普段の何気ない光景や会議での発言から、新たなアイデアにまで発展させることが出来ます。

 

本書で紹介された具体的なページを抜粋します。


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私も「スーパーのセルフレジを普及させる」というテーマを設定してやってみました。


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やってみると、書いてみることで考えが整理され新たな気づきや発見がありました!

(私はスーパー店員ではありません笑)

 

整理する前はセルフレジは「時間節約」をアピールすれば広まるのでは?と考えていました。

 

しかし、このように整理してみると数分の時間を節約したい人はそもそもスーパーに来ないという結論に至りました。

 

他の点でメリットをアピールするなり、そもそものセルフレジのやり方を改善する必要がありそうです。

 

この抽象化の作業を「世の中で上手くいってるもの」や「自分が素直にいいと感じるもの」を見た時にやってみると良いと紹介しています。

 

そうすることで本質の「良さ」に迫ることが出来て、自分が行動する際に応用できます。

 

 

②言語化能力が身につく

インプットと抽象化、そしてアウトプットを繰り返すことで言語化能力が身につきます。

 

言語化能力が高くないと、人に上手く物事を伝えられません。

 

言語化が上手い人の例として秋元康さんや南場智子さん(DeNAの会長)をあげてます。

 

彼らは一見無関係なものに何らかの共通点を見つけて、結びつける思考に優れています。

 

例えば人生は川のようだはその一例です。

川は曲がりくねったり、真っ直ぐになったりしている、つまりいい時も悪い時もあるという特徴があります。

 

このように抽象化することで、このような直喩表現を生み出せます。

 

また刺さる表現やキャッチフレーズを生み出すにも言語化能力が必須ですね。

 

というわけでアイデアを売り込む人は言語化能力が必須であり、それは本書で紹介された方法を取り入れると身につけることが出来ます。

 

これを読んでから私自身、良いキャッチフレーズがないかという観点で本屋や町中を見渡すようになりました。

そうやって見てみると本の帯って秀逸なものが多いですよ!皆さんもぜひやってみてください。

 

 

③自己分析できる

 

本書には自分を知るための自己分析1000問がついており、それを使うことで自己を知ることが出来ます。

 

徹底的に自己を分析することで自分の軸が明確になり、「自分はこういったときに幸せを感じる」などと目指すべき方向性を自ら設定できるようになります。

 

前田さんが実施したページは以下の通りです。


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この自己分析でもキーワードの「ファクト→抽象化→転用」を用います。

 

例えば自分の長所は?という質問に「辛抱強い」と回答したとします。

そこから思考を進めて「なぜ辛抱強いと思うのか?」と自己に問います。

そうすると過去のエピソードやその時なぜ辛抱強く取り組めたかを知ることが出来ます。

 

私はまだ取り組めていませんが、近々始めてみたいと思ってます。

 

 

 

まとめ

 

この本はこんな人におすすめです。

・メモやノートはとっているが上手く活用できていない人

・仕事でよいアイデアが思い浮かばず壁にぶつかっている人

・良い言葉が出てこず、悔しい思いをしている人

・就職活動生

・自分が何をしたいかわからない人

 

 

売れているだけあり、実用的で良い本と思いました。おすすめです!

 

メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book)

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